■ Audio Short Essay  No.6 ■

◇ ラボの試聴室公開について ◇

「コンサルタントの試聴室は、普通の試聴室と どう違うの?」   この質問にお答えします。


この項の改定は2回目になります。 常々、当ラボの試聴室のあり方について考えていますが、いまいち

ここで述べた内容は適切ではありませんでした。

当初この試聴室は、オーディオの研究のために建てた部屋で、コンサルタントを始めた現在でも

いろいろな実証実験・対策になくてはならない空間です。しかし普段は何も生産しないこの空間を、有効に

役立てたいという気持ちがありました。当ラボとして公開する意義は何か を改めて考えました。

オーディオ装置の音を一般の方たちに聴かせる場所として------


  A.オーディオ専門店の試聴室------販売している機器の音を知ってもらうため。

  B.オーディオ機器メーカーの試聴室------自社製品の音を知ってもらうため。

  C.音楽喫茶(ジャズ喫茶など)------音楽とお茶でくつろいでもらうため。

  D.マニアのお宅------マニアがどんな機器を使って どんな音を出しているか参考にしたいため。


これに対して、当ラボの試聴室では------

  1.新製品はほとんどないので上記 A、B の役割は果たせない。

  2.音源が豊富でないので C の代わりはできない。

  3.マニアのお宅 D の一例としての機能はある。


そこで、上記 3 の役割をさらに発展させて「オーディオ・コンサルの実施ルーム」 という位置付けを考えました。

オーディオ・コンサルを実施するとこんな音が再現される---という見本になる部屋です。 ここでは すべての

機器 ・ 部材が当ラボのコンサル技術を生かして設置されていて、それを見学者に説明できるようにしました。

試聴室の音響を理解するためのデータ資料もルーム内で見ることができます。 国内の数ある試聴室の中で、

リスニング・ポイントの音圧・周波数特性 および 残響特性を明示して公開しているところは、 ほぼ皆無です。

また、トップページでもご案内している デジタル・イコライザを使用した 「徹底対策コース」 のコンサルの参考

として、このルームの音響を確認することもできます。


定期試聴会では予定表にある楽曲を淡々と掛けます。(音楽評論家ではないので曲の講釈は致しません)

聴きながら音についての疑問が生じたら、曲の演奏が終わったあとに質問できます。または途中でコーヒー・

タイムがあるのでその時、質問していただいてもOKです。ご持参いただいたLP、CDは予定の楽曲メニュー

のあと、お掛けします。  参考に音だけ聴いて帰られる方もいます。 実際、8年の長きに渡って試聴会に

来て下さる方もいて嬉しい限りです。

  
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